「もこ」がわが家の家族になってから数年が経過したころ。当時やっていた某ニュースバラエティ番組で、「我が家のペット自慢」なるコーナーが放送されていました。そのコーナー内では、色んな人たちの色んなペットたちが、自分たちのお家芸を披露していました。簡単な芸から難しそうな芸、そのペットの種類ならではの芸など、本当に様々でした。番組終了後、そこからもこの芸の特訓のはじまりでした。
まずはもっともポピュラーで簡単な、「おすわり」「お手」から覚えさせようと、家族全員で取り組んでました。はじめのうちは、おすわりと声をかけてから無理やり座らせ、座ったらおやつをあげる。おすわりを覚えたら、次は座った時にお手と言いながら犬の右前足を持ち上げて、おやつをあげる。もこは物覚えがよかったのか、その二つに関してはすぐに習得してくれました。その後は「伏せ」「おかわり」「ちん」「ぐるぐる」など、一通りの芸を習得させようと、家族みんなで頑張っていました。
芸の習得強化週間からしばらく経ったある日。先ほど述べた番組の同じコーナーで、手を拳銃の形にして「ばーん!」というと、撃たれたかのように倒れこむワンちゃんの映像が投稿されていました。その映像を見た私たちは大盛り上がり。「これは、一通りの芸を覚えられたもこなら出来るんじゃないか。」みんながそう思い、またもこの芸取得教科週間が始まりました。当時のもこからすると、いい迷惑だったんじゃないかと今になって思います。
他の芸とは違って、そこまですんなりと覚えてはくれませんでした。でも根気強く続けてきた甲斐もあってか、映像のワンちゃんのようなキレはないものの、無事に「ばーん!」を習得してくれました。これには家族全員大喜び。しかし、芸を必死に覚えさせようと他のことに手を付けていなかった代償として、しつけに苦労したのはまた別のお話。