はじめて犬を飼ったのは、私が小学二年生の時でした。
母の実家に外飼いの中型犬がいて、その犬に会いに行くたびに犬が欲しくなっていました。姉と一緒に親に何度も何度もお願いして、小さい子がよく使う「一生に一度のお願い」を使っておねだりしたのを覚えています(笑)
そのとき、しぶしぶ承諾してくれた親からの交換条件が三つありました。一つ目は、途中で投げ出そうとせず、その命が終わるまでしっかりとお世話を続けること。二つ目は、新しい家族に対して思いやりを忘れないこと。そして三つ目は、犬が死んでも泣かないこと。この三つでした。
なぜ三つ目がその条件なのか、それに関しては私が小学校を卒業するころに教えてくれました。母の家は昔からペットを結構飼っていたらしく、その子たちが死んでしまうたびに悲しい思いをしてきたことから、あまりその思いを私たち姉妹にさせたくなかったそうです。
その日から、早速どの犬を飼いたいかという家族会議もとい捜索になりました。市内中のペットショップを巡ったり、知り合いに子犬がいないか聞いたり…。色んなところを巡りに巡ったその数日後、わが家に生まれてから数か月のシーズーがやってきました。
そのシーズーは、親が新聞の個人広告コーナーにあった「引き取ってください」という記事の投稿者から引き取ってきたワンちゃんでした。私が住んでる市から4時間近くかかる別の市に、往復8時間かけて父が引き取りにいってくれました。
見た目は、トリミングにしばらく行っていないのか毛がもっさもさで、子犬の割にはちょっと大きいかな?という印象でした。家族全員、どうも前者の印象が強く刻まれていまして、わが家の新しい仲間の名前は、すぐに決まりました。家族全員納得の、「もこ」に決定です。
それから約12年、ずっと一緒に過ごしています。